芯研器

芯研器とは

芯研器は、芯ホルダーの真先を整えるのに使用される研磨用具で、鉛筆を削るものではありません。芯ホルダーは鉛筆芯と同じ芯をくわえ込んで利用する補助道具で、芯先の長さを任意で調整できることから、デッサンや製図をする人たちの間で広く使用されています。芯研器にはヤスリを使ってえ研磨するものと、刃を使って研磨するものの2種類が販売されていますが、ヤスリタイプの利用者が主流です。

箱型の芯研器

これはヤスリを利用した芯研器の中でも代表的なもので、箱の中の板ヤスリで自分が求める形状に芯先を研磨します。この芯研器の特徴は、円錐形や平型など自由な形状に研磨することができ、自分の求める形状に対応できる点です。また、芯の太さに制限がないのも使う人が多い理由といえるでしょう。

バケツ型の芯研器

こちらはバケツ部分にヤスリが組み込まれていて、挿入口に芯先を差し込むだけで素早く芯先が削れる優れものです。箱型が何の機械的構造も伴わない基本的には手削りであるのに対して、こちらは一応○○機と付くだけの機械的機構を持ち合わせています。箱型のようにバリエーションに富んだ削り上げができないのが残念ですが、円錐形に真を尖らせたい場合には時間もかからないので箱型と併用すれば時間的な効率化が図れます。

芯研器の注意点

このように芯研器は芯先だけを研磨するための道具ですから、たまった芯のカスには気をつけなければなりません。細かいカスが芯についたままではキレイに線も引けませんから、研磨後は必ず付属のスポンジでカスを拭うのを忘れないようにしましょう。

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