鉛筆シャープ

鉛筆シャープとは

鉛筆シャープは2012年に文具メーカーのコクヨS&Tが発売した1本189円の太芯シャープペンシルで、何と発売1ヶ月で10万本を販売したヒット商品です。鉛筆削りを紹介する当サイトにとっては天敵のようなシャーペンですが、ある意味では鉛筆を使いたいユーザーがこれだけ隠れていた事でもあります。革新的な鉛筆削りさえ知っていただければ鉛筆の楽しさや温もりも再認識していただけると私は信じています。

鉛筆のような書き心地の理由は太芯

シャープペンシルの芯といえば直径0.5mmが一般的ですが、鉛筆シャープは0.9mmと1.3mmの太芯が採用されています。これによって鉛筆のように柔らかい書き心地と、芯が折れにくい効率性を実現しています。もともとは小学生をターゲットにした「キャンパスジュニアペンシル」が幅広いユーザーから好評を得たことで改良を加え鉛筆シャープの爆発的なヒットに繋がりました。

鉛筆以上の握り心地を追求

馴染みやすくて持ちやすさを求め丸みのある三角軸と、材質は柔らかさのあるエラストマー樹脂を使用することで指にフィットしやすい握り心地を実現、当初は子供の喜ぶピンクなどのポップカラーのみでしたが、鉛筆シャープとして発売される際には大人も使えるダークグリーンやワインレッドなど落ち着きのあるシックな色が追加されました。

シャーペンと鉛筆のいいとこ取り

シャープペンシルは使いやすくて実用的ですが、芯が折れやすく持ちにくいというデメリットがあり、使い心地においては鉛筆に劣っていることは否めませんでした。しかし、この鉛筆シャープにはシャープペンシルの実用性と鉛筆の使い心地が上手く融合されています。木の息遣いやしなやかさ、それに温もりも感じる鉛筆には至りませんが、使い勝手をそのままにとても高い品質で再現されています。

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